畑仕事の後のやきいも祭り

地元では、秋になると畑仕事をした後に、みんなで夕方集まって焼き芋を焼く。 落ち葉を集めてきて、穴をほって、畑でとれたさつまいもをアルミホイルで包んで蒸し焼きにする。 子供達も集まってきて、みんなで談笑しながら食べる。 ほっこりする好きな時間だ。

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徳島で食べた大きい金時豆の入ったお好み焼き

10年ほど前。阿波踊りで訪れた徳島。その日仕事で初めて会った、二回りくらい年上の気怠い感じのおじさん2人。見物の合間に「ちょっと休みますか」と連れていかれたのは街中の鉄板屋らしきお店だった。当然のように出てきた銀色のカップにはお好み焼きの具材が入っているようだが何だか様子が違う。赤茶色の大きい豆が入っているのだ。これなんですか?と聞く間もなくビールが出てきて乾杯!となり、これまたあっという間にお好み焼き「風」のものが焼きあがって、どうぞ、とすすめられるままに口にしたら…これがうまかった。後に知ったが豆玉と言うご当地メニューで、豆は甘く煮た金時豆。2人のおじさんのことは顔も名前も忘れてしまったが、甘じょっぱい徳島のお好み焼きは記憶に刻まれている。もうすぐ今年も8月、阿波踊りの季節だ。行こうかな、徳島へ。

ケイン さん

偏食な父が好きなもの

子どものころ、焼き魚が食卓に乗ったことはない。お刺身も、お寿司も。 唐揚げ、親子丼、焼き鳥など鶏肉もめったに食べなかった。肉は牛、次いで豚。これのみ。 母は栄養バランスを考え、子どもたち用に工夫して父と異なるごはんをつくってくれた。大変だったと思う。感謝しかない。 父は偏食だった。元をたどれば父方の祖父が偏食だった。牛肉が好きで、90歳を超えてもステーキをよく食べていた。 週末。父はよくラーメンやそばの出前をとった。月に1回くらい、少し遠出して父がお気に入りの中華そばも食べに行った。ランチはお子様ランチのあるファミレスによく連れていってくれた。ハンバーグ、ステーキ、コロッケ、オムライス、ナポリタン・・・どれも父自身が好きだったから。 平日の夜。ビールに厚揚げ、生ショウガの味噌合え、スルメイカにマヨネーズ(唐辛子かけ)などをアテにしていた。下戸なのに。ちびちびと吞んでいた。 ああ、結局ぜんぶ好きになったものばかり。ただ、焼き魚もお刺身もお寿司も大好きになった。好みは受け継いだが、私は偏食家ではない。

あっちゃん さん

学生時代に作った大量カレー

学生時代ってホントお金ないですよね  なんでね もうホント食べるのもね  どうしようかなって結構考えたりしますよね  ってことで私の場合はですね  カレーとかシチュー またおでんや肉じゃが  そういう煮物系をですね  一度にいっぱい作りまして  それでね もう一週間ずっと食べ続けているっていうのをありましたね  途中でね 少なくなってきましたら  また作って継ぎ足してって感じでね  もうそれだったら違うの作れよって感じなんですけれどもね  もうホント一週間カレーだったり一週間シチューとかね  一週間ずっとおでんだったりとかね してましたね でもね なんか飽きなかったんですよね  やっぱり好きなものって飽きないですよね

サンロード さん

伊豆大島のうつくしいべっこう丼

去年学生時代の友人と訪れた伊豆大島。東京竹芝埠頭から夜間の大型客船の波に揺られ、朝方到着したのは自然が壮大な島の景色でした。まだ眠い目をこすりながら朝ごはんのお店を探すと、港の近くに小ぢんまりとした定食屋さんを発見。朝早い時間にも関わらく笑顔で店主さんが迎え入れてくれ、オススメされた「べっこう丼」を注文することに。 伊豆大島の郷土料理という「べっこう丼」は、新鮮な白身魚をお刺身をピリリと辛い島唐辛子入りの醤油だれに漬け込んで丼仕立てにしたもの。朝ごはんにもぴったりなおいしさに感動していると、「すごく簡単だからお家でも作れるよ」と丁寧に作り方を教えてくれるやさしい店主さんでした。

らじぱんだ さん

友達のおばあちゃんの味噌おにぎり

小学生の頃いつも遊んでいた友人がいました。その家は農家でお米が沢山あり、おやつの時間になるといつも友人のおばあちゃんが味噌おにぎりを握ってくれていました。 毎回おやつは必ず味噌おにぎりなんだけど、食べ切れない位沢山握ってくれていつもお腹いっぱいになっていた。 実家に帰った時にふとその家の前を通って記憶が蘇り、親に聞くとずいぶん前にそのおばあちゃんは亡くなったそう。 遠い昔の事で写真に残しているわけもなく、おにぎりも丸だったのか三角だったのかも覚えていないし、おばあちゃんの顔さえ思い出せないけど、その味噌おにぎりの美味しさだけは忘れられない思い出です。

ながらぼ さん

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挫折を救った通学路のチキン南蛮

最近、お昼ごはんにはよくチキン南蛮定食を頼む。学生街の安い定食屋に入って、20代が食べるような大盛りのご飯と一緒に、たっぷりタルタルソースのついたチキンを頬張る。 最近、お腹が出てきてすこし嫁さんに健康を心配されてきた。ただ、ここで食べるチキン南蛮は僕が昔食べていたものとは少し違う。それがより一層、郷愁を駆り立てる要因となる。あぁ、故郷で食べていた本場のチキン南蛮が食べたい。唐揚げにたっぷりタルタルソースをかけた学生向けの味も美味しいが、やはり宮崎の味が恋しい。 高校時代、僕は学校に行くのが苦手だった。1学年に1クラスしかない地元の中学校では、1番を譲ったことはない。親族には一族始まって以来の「神童」と言われ、片道1時間かかる進学校にも合格した。しかし、そこに入ってから、自分が井の中の蛙だと知る。僕は周囲の期待と自身の能力の乖離に悩み、学校にいく足取りが重くなった。そんな僕を学校に行かせてくれたのが、通学路にあったチキン南蛮のお店だった。 ぼくは月に1回の贅沢として、そこでご飯を食べるのがとても楽しみだった。溶き卵でといたフワフワの衣を、あま〜い南蛮酢につけた大きな鶏むね肉。そこに特製のタルタルソースが絡まる甘く上品な味わいが、なんとか辛い学校へ行くエネルギーになった。 いまは学校で苦しんだものの、東京の有名大学になんとか入って、なんとか大手企業に勤めている。あくせく働く日々の中でも、食事のときだけはやはり、故郷で過ごした青春の日々は人生から切り離せないのだと感じる。年末、帰省したらあの店にまた行ってみよう。

oda さん

青春18切符での旅のシメご飯

お盆は名古屋の実家に帰っていたのですが、家族と予定が合わず私だけ別で現地集合に。 交通費を節約するために青春18キップで名古屋を目指したのですが、電車での長旅と途中熱海などで下車したこともあり、名古屋についたのは夜遅くに。 駅から実家に向かう途中の手羽先屋さんの手羽先をテイクアウトして食べたのですが、旅の疲れと手羽先の濃い味付けでビールが進み、とても美味しいごはんになりました。

なんでもないや さん

夜更けの四万十居酒屋ご飯

学生時代の頃、東京から九州までヒッチハイクだけで往復をしたことがある。 新幹線に乗れば快適な道だが、当然ながら簡単には乗せてくれる人は見つからず、大変な旅だった。その分、人との交流や出会いがたくさん生まれた。 九州から四国にフェリーで上陸した時、すでに夕方くらいになっていた。 着いた港町はなかなか人手も少なく、車すらあまり走っておらず、ようやく乗せてくれる人を見つけて、四万十市についた頃には、夜遅くになっていた。 不安な気持ちでとりあえず夕飯を食べようとやっていた居酒屋のドアを開けると、にぎやかで温かい空気が流れていた。 四万十の名物を地元のおじさんに教えてもらいながら、旬の魚料理をいただいた。 またいつか行ってみたい。

もっちー さん

酒饅頭屋の弟子入り

地元にはあまり名物と呼ばれるものがないが、酒饅頭は郷土料理として親しまれている。 中学の自由研究で、テーマに困って、酒饅頭を研究してみたことがある。 地元の有名な酒饅頭屋さんのおばちゃんに頼み込んで、弟子入りをして学ばせてもらった。 酒饅頭には、麹菌が大事で、先祖代々酒饅頭づくりをする湿度の高い建物の至るところに菌が住んでいるらしい。 おばちゃんがつくってくれた出来立ての饅頭は本当においしい。

サム さん

母親からの仕送り

上京して自分の家族ができてから、なんとなく煩わしくなり両親と連絡をまともに取らない時期が続いている。その間も母親からは定期的に、郷土の食材が送られてきていたが、お礼もまともに言ったこともなかった。この間も小さいころに好物だったすじこやたらこ、つぶ貝が送られてきて、喜んでいる子供たちを見ていた時に、なぜかふと、この仕送りがなくなったら寂しいな、と感じる瞬間があった。今回はきちんとお礼を伝えようと思う。ありがとう。

ねぶたろう さん