思い出の椎茸と鍋焼きうどん
夫との出会いは友人宅で開催された鍋パーティーだった みんなで鍋の準備をしている時 私は椎茸の飾り切りが上手に出来なかった 不細工な椎茸を見てみんなが笑う中 初対面の夫がこう言った 『伸びしろがあってええやん』 ポジティブな言葉と優しい関西弁の夫に私は惚れた 夫と結婚して十五年 人生色々あるけれど 理解のある優しい夫に救われる事は多い 父としても申し分ない そして 椎茸の飾り切りが上手に出来なかった私は 毎日家族のためにバランスを考えてごはんを作れる主婦になった 人は誰しも伸びしろしかない 努力は必ず報われる そんな事を思いながら 今日もごはんを作る
shufuおうちごはん
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迷子のおにぎり
本当に昔、4〜5さいの頃、長野県のサービスエリアによってしゃけおにぎりを買いました。近くのベンチは混んでいたので、少し離れたところのベンチで食べようと思い、ベンチまで歩きました。さあ食べようと思ったら、おにぎりをどこかに置いてきてしまいました。家族がかったおにぎりは食べたい味がなく、ベンチで泣きじゃくっていました。そのとき、隣に座ってた大学生くらいのお姉さんが、「このおにぎり、もうお腹いっぱいだからあげる!」と言ってしゃけおにぎりをくれました。しゃけおにぎりが食べれて本当に嬉しかったです。もしまた会えたら、私がしゃけおにぎりをあげたいです。
しゃけぱんだ さん
カミカミ昆布
カミカミ昆布ってご存知ですか? 給食で出たメニューでちょっと甘い味付けの昆布が三本入ったおやつみたいなものです。 私が小学生の頃に出されていたのですが、大人になった今でもふと思い出して食べたくなってネットで購入してしまいます。 他県の友人に聞いてもわからないとのことで私の地域だけ?と思い投稿させていただきました。
トリニード さん
娘と海の家
2番目の子どもが生まれた日、お姉ちゃんになる娘と閉まりかけの海の家でかき氷を食べた。もうお客さんもいなくなって、夜の海は真っ暗で。波の音を聞きながら、いつもよりも豪華なかき氷を二人で買って、おめでとうといってお祝いした。忘れられない夏の思い出。
おじちゃん さん
美味しくないけど幸福な旅の味
旅行に行った先で、どの料理も味がいまいちな観光地の料亭に入ったことがある。著名人のサインだらけで、店内も満員、入った瞬間は期待感で一杯だったんだけど、来る料理来る料理、味がほんとうにいまいち。ただ満員の店内で美味しくないと口に出すわけにもいかず、最初は静かに食べていたんだけど、そのうち、美味しくない料理を、満員の店内でみんなが静かにたべている状況が、たまらなくおかしくなってきてしまい、一人で笑いを必死でこらえてた。ふと家族をみると、なぜかみんな笑いをこらえた顔をしている。弟がついに笑い出してしまったのを皮切りに、家族でたくさん笑ったのを覚えている。美味しくないのにとても幸せだった食事は、最初で最後だった。雪が降っている海辺の風景もよく覚えている。
おいしい思い出 さん
ジャージャー麺が好きな人
小学生のとき、ずっと好きな人がいた。彼はジャージャー麺が好きだったから、給食の献立にジャージャー麺と書いてあると、大きな声で喜んでいた。私はその決戦の日にできるだけ給食当番になり、さらに、麺担当になるべく画策した。 いざ配膳のとき、彼は「ねえ、多めでお願いします」と冗談らしく声をかけてきたが、私はクールぶった対応をした。隣に並ぶ同級生と彼がふざけ合う間、私は、彼の分のジャージャー麺を、贔屓にならない程度、気持ち多めによそった。 「あれ、ちょっと多くね?」と気づいてくれないかなあ、とソワソワしながら、彼が隣のスープを受け取りに横にずれるのを視界の片隅で見ていた。
さり さん
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卵型のゼリー
小学校の校外学習が誕生日と被った3年生の秋。その日のお弁当はいつもと違って特別でした。卵に小さな穴を開けて中身を出して、中にゼリーを入れて母特製のバースデースイーツを作ってお弁当に入れてもらいました。遠足の外で食べるお弁当というだけで、いつもより特別なのに、今日はさらに特別。そしてお友達からもおめでとうと言ってもらい、ご機嫌。一緒にレジャーシートを広げて食べた子たちからはいいなぁと羨ましがられ、ちょっぴり得意気。食べたらすすぎきれなかったのか、少し卵の味が残っていたゼリーでしたが、嬉しかったです。素直じゃないので、帰宅後、きちんと母にありがとうを言えなかった記憶がありますが、ちゃんと伝えれば良かったなぁ。母からの愛を感じました。10年以上前に他界していて今はもう会えない母に感謝です。素敵な美味しい愛情たっぷりのお弁当をありがとう。美味しかったよ!またいつか食べたいよ〜。
へなちょこぴーまん さん
思い出の椎茸と鍋焼きうどん
夫との出会いは友人宅で開催された鍋パーティーだった みんなで鍋の準備をしている時 私は椎茸の飾り切りが上手に出来なかった 不細工な椎茸を見てみんなが笑う中 初対面の夫がこう言った 『伸びしろがあってええやん』 ポジティブな言葉と優しい関西弁の夫に私は惚れた 夫と結婚して十五年 人生色々あるけれど 理解のある優しい夫に救われる事は多い 父としても申し分ない そして 椎茸の飾り切りが上手に出来なかった私は 毎日家族のためにバランスを考えてごはんを作れる主婦になった 人は誰しも伸びしろしかない 努力は必ず報われる そんな事を思いながら 今日もごはんを作る
shufuおうちごはん さん
深夜の家系ラーメン
後輩はいつも決まって深夜に急に電話をかけてきて、「先輩今からラーメン行きませんか?」と誘ってきた。 あまりお腹がすいていなくても、期末試験で忙しくてもついつい誘いにのって食べにいってしまう。 何を話したのか、まったく覚えていない。たぶん内容のない話ばかりだったのだろう。 でも過去に戻れるとしたらそんな時間に戻りたいなと思う。
ラジコ さん
新入社員時代のローカル焼肉
入社一年目、本当に忙しいなかで、生活の手続きまで手が回らなくて、気づくと電気も水も止まってしまった。季節は夏。水と電気がない週末はほんとに厳しい。ふと思い立って、旅行に行くことにした。東京での生活につかれてしまったのもあり、誰にも会いたくなくて、あえてなにもなさそうな茨木の田舎に行った。数時間、電車にゆられて、無人駅を乗り継ぎ、目的地についてみたら、観光地らしいものは何もない。ほんとうに「普通」のまちだった。とりあえず、地元の本屋で漫画を大人買いして、部屋でセミの声を聴きながら、ただ寝転んでぼーっと読んでいた。ひとりで宿の食堂で食べるのもなんか嫌だったので、ふらふらと町を歩いて、地元の焼き肉屋に入ってみた。入ってみると、お店の子どもと地元の高校生がアルバイトしていて、ローカルラジオがかかっていて、急に旅に来たんだなぁという気がしたのを覚えている。本棚には、昔のマンガがたくさんあった。焼肉は美味しかった、多分。正直何を食べたかとかは覚えていないんだけど、東京から遠く離れて、自分とは違う場所でも当然だけどその場所での生活や時間があって。あぁ、今の生活だけがぜんぶじゃないんだよなぁって気持ちが楽になった。いつかまた行きたいと思ってるんだけど、まちの名前も駅の名前も思い出せない。なんとなく不思議な記憶。
雲 さん
台湾の鍋
実は鍋メニューが充実する国、台湾。出張時に仕事仲間から紹介され、ぜひ家族にも教えてあげたいとプライベートでも訪れるほどはまった鍋がある。長白小館というお店の酸菜白肉火鍋。漢字から想像できるように、酸味のある白菜の漬物と豚肉を重ねている。それだけでもおいしそうな見た目なのだが、席から離れたたれコーナーで10種類を超える調味料や具材を組み合わせ、好みのつけだれを調合するのが楽しい。いざ家族を台湾に連れてきてみると、八角の香りが苦手で食べられないメニューもあったが、この鍋は小さな子どもたちにも好評だった。もう10年近く前の家族旅行だが、いまでも振り返ると必ず話題にのぼるハイライトだ。
ヤマ さん