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冬の予備校帰りに食べたカツ丼

受験など人生で特に頑張ってつらい思いをしていた時期に寄り添ってくれたごはんって、とても印象に残りますし、その後の人生も励ましてくれるような気がしますよね。エピソードを拝見しながら、私も受験生の頃を思い出してしんみりしてしまいました。(倉田けい)

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Original Episode

冬の予備校帰りに食べたカツ丼の味

なんでもないご飯なのに、とても感動することがある。 受験生だったとき、朝から晩まで勉強で我ながらよく頑張っていた気がする。 しかし成績は思い通りに伸びるわけではなく、よく落ち込んでいた。 たしか、模試の結果が良くなく、落ち込みながら帰った帰り道。 ふと見つけたカツ丼屋に吸いこまれていった。 寒くて凍えるような日で、出てきたカツ丼を食べて、あまりのおいしさに少し涙が出た。 あれ以来、色々なカツ丼を食べたけど、あの日のカツ丼を超えることはまだない。

さいとう さん

Comic

倉田けい

関東在住のイラストレーター・漫画家。2019年に長男、2023年に次男を出産。SNSで子どもの成長記録を漫画にして投稿すると、乳幼児の可愛らしい仕草や行動の描写、成長の分析などが共感を集めたちまち大人気に。著書に『365日アカチャン満喫生活』『毎日すこやか!よちよちアカチャン応援生活』(KADOKAWA)、『わかるマンガ マイホームを買いたい!』(朝日新聞出版)、『マンガでカンタン!中学数学は7日間でやり直せる。』(Gakken)など多数。

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長野のくるみそば

地元のひとにすすめられて食べた、くるみそば。そばつゆにくるみの粉末がたっぷり入っていて、ドロドロの見た目。食べるとくるみの香ばしさが口中に広がって、忘れられない味でした。お土産に買って帰ったけれど、家では同じ味が再現できず。また食べに行きたいなぁ

そば大好き さん

青春の食べ放題

中学生のころ、なにかイベントがあると時々同級生と田舎の食べ放題に行っていた。電車に乗って遠出をする感じが、子供たちだけで旅に出ているようで、どこか特別な感じした。子供にとっては豪華な金額を払っていることもあり、もとをとろうとはりきって食べ過ぎて、ぱんぱんのお腹で田んぼのあぜ道を駅に向かって帰っていた夕闇の風景をとても覚えている。

青春っていいよね さん

お母ちゃんの甘いたまご焼き

運動会や遠足などでお弁当が必要な時、お母ちゃんがいつも甘いたまご焼きを作ってくれました。 口当たりはふわふわで、少し焦げ目がついたたまご焼きでした😌 27歳になった今でも、たまご焼きは甘い派です。

るーちゃん さん

お母さんの唐揚げは世界一

私の家はあまり裕福ではなくて、お肉が出ることがあまりなかったのですが3人兄弟の誰かが誕生日の時は必ず唐揚げがでました!その唐揚げが美味しかった!前日から下味をつけた唐揚げがお店なんかよりも美味しくて、今では兄弟みんな家庭を持っていますが、お母さんの唐揚げがそれぞれの家の味になりました

ぽつ さん

甘くて美味しい玉子焼き

実家に帰るとご馳走で迎えてくれる母親  子供の頃から大好きだった料理をそのまま揃えた食卓  特にその中でも海苔巻きが大好きです  母親の作る玉子焼きは砂糖とほんだしが入っていて  それだけで甘くて美味しい  その玉子焼きはお弁当にもいつも入っていたから  懐かしい味わいでもある  私には綺麗な部分をくれる  でも玉子焼きが好きだからこの端っこを食べちゃう  また食べたくなってきた  実家に帰ろう

ながらぼ さん

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花火の下で家族と食べるおばあちゃんが握ったおにぎり

花火大会のときは必ず家族集まって花火を見ながらおばあちゃんが握ってくれたおいしいおにぎりを食べます。カラフルな花火の下で観客の笑顔と幸せな笑い声が聞こえてきます。

ハニー さん

気難しい母が笑う体育祭

私の母は気難しい人で、自分に厳しく、家族にも厳しい仕事人だった。そんな母は元々県大会で優勝するようなランナーだったこともあって、私の体育祭だけは、毎年欠かさず一人で応援に来てくれた。 体育祭のお昼休憩で合流する母は、いつもよりも盛り上がっていて、「今年の綱引きはあの戦いが見所だった」「あの競技のあの場面は応援しちゃうよね」「徒競走、惜しかったじゃん!もうちょっとだったよね」と、次々、話しかけてくれる。いつもと違う人みたい。 そんな母と食べる体育祭の日のお弁当は、いつもと同じような母が作ってくれるお弁当だったけれど、なんだか味が違った気がする。お弁当なのに、冷めていなかった気がする。

かもめコップ さん

卵型のゼリー

小学校の校外学習が誕生日と被った3年生の秋。その日のお弁当はいつもと違って特別でした。卵に小さな穴を開けて中身を出して、中にゼリーを入れて母特製のバースデースイーツを作ってお弁当に入れてもらいました。遠足の外で食べるお弁当というだけで、いつもより特別なのに、今日はさらに特別。そしてお友達からもおめでとうと言ってもらい、ご機嫌。一緒にレジャーシートを広げて食べた子たちからはいいなぁと羨ましがられ、ちょっぴり得意気。食べたらすすぎきれなかったのか、少し卵の味が残っていたゼリーでしたが、嬉しかったです。素直じゃないので、帰宅後、きちんと母にありがとうを言えなかった記憶がありますが、ちゃんと伝えれば良かったなぁ。母からの愛を感じました。10年以上前に他界していて今はもう会えない母に感謝です。素敵な美味しい愛情たっぷりのお弁当をありがとう。美味しかったよ!またいつか食べたいよ〜。

へなちょこぴーまん さん

迷子のおにぎり

本当に昔、4〜5さいの頃、長野県のサービスエリアによってしゃけおにぎりを買いました。近くのベンチは混んでいたので、少し離れたところのベンチで食べようと思い、ベンチまで歩きました。さあ食べようと思ったら、おにぎりをどこかに置いてきてしまいました。家族がかったおにぎりは食べたい味がなく、ベンチで泣きじゃくっていました。そのとき、隣に座ってた大学生くらいのお姉さんが、「このおにぎり、もうお腹いっぱいだからあげる!」と言ってしゃけおにぎりをくれました。しゃけおにぎりが食べれて本当に嬉しかったです。もしまた会えたら、私がしゃけおにぎりをあげたいです。

しゃけぱんだ さん

京都滞在を延ばした本当の理由は、ごぼ天うどん?

大学1年生の12月28日、初めて一人旅に出た。場所は京都。 アルバイトで貯めたお金に余裕はなくて、宿泊はゲストハウスに。そのゲストハウスの人に教えてもらって、食べに入ったうどん屋さん。 そこで、ごぼ天うどんを食べて目を見開いた。ごぼうがシャクシャク、ホクホク。カレー塩がまぶしてあって、永遠に食べていられる絶妙なごぼ天なのだ。うどんとの相性も最高、悪いわけない、永遠コース。 感動した私は、ゲストハウスで人と知り合うたびにごぼ天うどんに誘い、新しく宿泊しにきた人をごぼ天うどんに誘い、ごぼ天の美味しさをただただみんなと共有し続けた。 そして、12月31日。この日には東京に帰る予定だったのに、「私、今夜も、ごぼ天食べていこうかな……」 その場にいたゲストハウスの友人たちは「本当にあのお店のごぼ天うどんが好きなんだねえ、付き合うよ」と笑ってくれた。 結局、2泊も延泊した。初めて、年越しを実家以外で過ごした冬だった。 私が延長したかったのは、ごぼ天を食べる時間だったのか、ゲストハウスで知り合った友人たちとの会話や時間だったのか。美味しさと楽しさをないまぜにして、東京に帰った。

ぐうぐう さん

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