みんなから集まったごはんの思い出
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美味しくないけど幸福な旅の味
旅行に行った先で、どの料理も味がいまいちな観光地の料亭に入ったことがある。著名人のサインだらけで、店内も満員、入った瞬間は期待感で一杯だったんだけど、来る料理来る料理、味がほんとうにいまいち。ただ満員の店内で美味しくないと口に出すわけにもいかず、最初は静かに食べていたんだけど、そのうち、美味しくない料理を、満員の店内でみんなが静かにたべている状況が、たまらなくおかしくなってきてしまい、一人で笑いを必死でこらえてた。ふと家族をみると、なぜかみんな笑いをこらえた顔をしている。弟がついに笑い出してしまったのを皮切りに、家族でたくさん笑ったのを覚えている。美味しくないのにとても幸せだった食事は、最初で最後だった。雪が降っている海辺の風景もよく覚えている。
おいしい思い出 さん
ご褒美のカンロ飴
小学生のとき、持久走大会の終わりにカンロ飴をもらえることが楽しみでした。カンロ飴の包装に書かれているロゴの色に黄色と黒色の2種類あり、黒色のほうがおいしい!と競って黒色を選んでいたのを懐かしく思います。
ろんぐ さん
フィリピンで死にかけて食べたご飯
フィリピンの離島に行った時のこと。離島からカヤックを漕いで他の島を探検していた。 しかし奥に入り込みすぎて、あたりが次第に暗くなってきた。 頑張って漕いで、急いだけど、真っ暗になってしまい、どこから来たのかもわからなくなってしまった。 波で転覆しそうになりながら、灯台の光だけを頼りに何とか陸まで帰ってきた。 宿に買えると、心配した友達が迎えてくれて、温かいフィリピンの地元のご飯を食べた。 食べているうちに、緊張感がとけた。
ボーダーレス さん
母の誕生日、ココナッツパンにロールキャベツ
母は日本語を日本人と同じくらい上手に話すが、異国の出身で、出身地の料理が日本にないことをいつも嘆いていた。そのうちのひとつがココナッツパンだった。母の誕生日に、私が「誕生日は何が欲しい?」と聞くと、いつも「ココナッツのパンが食べたい」と答えていた。まだ幼かった私は、ココナッツパンなんて食べたことも無く、ネットで調べても日本語のレシピは見当たらなかった。その代わりに、私の大好物であるロールキャベツを母の誕生日に作って一緒に食べていた。そして、ついに私が15歳、高校一年生のとき、母の誕生日にココナッツのパンを作ってあげようと思い立った。ネットで調べても、日本語で書かれたレシピは見つからなかった。そこで、私は異言語で書かれたレシピを翻訳サイトを使ってちまちま翻訳しながらココナッツパンを焼いた。焼き上がりは自分が見てもなかなか上出来だったと思う。その夜、仕事から帰ってきた母は私の焼いたココナッツのパンを少し涙ぐみながら美味しそうに食べた。「この味だよ、𓏸𓏸(私の名前)これがずっと食べたかったの、本当に美味しいよ」と私を抱きしめた。父の分も含めて多めに焼いたつもりだったが、母は1人で2人分も食べた。母に褒められて嬉しかったのもあって、それから毎年母の誕生日にはココナッツパンとロールキャベツを作って誕生日を祝っている。今でこそもう慣れたココナッツパン作りは、当時の私にとっては大冒険だったことを覚えている。
くろすけ さん
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甘じょっぱい焼き魚
小学一年生の時、給食で「ミルメーク」が出ました。(牛乳に入れると、あま〜いコーヒー牛乳のような味になるシロップのようなものです。) 初めて見るミルメーク。同じ班の子達と、これどうやって使うんだろう?と相談してもわからず、話し合った結果、魚につけるソースだ!となり、魚にかけて食べました。でも…ん?なんか、甘い…?それでも、皆こういう物なんだ、と疑うことなく食べ進めました。給食を食べ終わり、他の班の子が片付けてる様子をみると…ソースだと思っていたそれは、牛乳に入れるものだと判明。そこで初めて、ミルメークの使い方を知ったのです。今思えば、他の班の子や先生に使い方を聞けばよかったな、と思いますが、当時の担任の先生がとても厳しく、給食中は無駄なお喋り禁止だったため、聞くに聞けなかったのかもしれません。 小学校に入学して間もない頃の給食の思い出でした。
ミチャム さん
でかいわ、おにぎり
運動会の時、うちのおにぎりだけ、異常にでかかった。中の具も、酢豚とか卵焼きとか、他の家庭とは一線を画していた。その時は少しはずかしさもあったけど、なんかがんばれって言われてる気がして、心強かった。親になった今、息子の運動会には、僕もとびきりでかいおにぎりを持たせている。
りくと さん
ニューオリンズ
ニューオリンズで、バーボンストリートでお酒を飲みながら、そこらかしこに響くジャズを楽しんだのはいい食の体験だった。ほかの場所では外でお酒を飲むのを禁止されていることもあって、特別な感じがしたのと、カフェからストリートから、BARから、そこら中に音楽があふれているあの空気感は、やっぱり他では味わえない体験だなぁと感じた。
ジャズー さん